オスカルはフェルゼンとの別れを経験して、改めて、男として生きる事を決意していた。 そして、王妃マリ−・アントワネットにフランス近衛連隊隊長の辞意表明と共に他部隊への配属を志願申し出た。 オスカルの要望通り、空きのあった衛兵隊B部隊隊長の任に就いた。 そして、アンドレは、オスカルが就任する前に既に自ら衛兵隊に入隊していた。 オスカルの衛兵隊隊長としての初就任日の時、衛兵隊部隊のアランは、オスカルが貴族だという事を見抜いた。 「おめえにゃ、俺の大嫌いな貴族の匂いがする」 『女の隊長の命令は、受けたくない』 B中隊全員が、初就任した新隊長オスカルの閲兵を拒否した。 オスカルは、B中隊の猛者と一騎打ちする事を決める。 「いいか!私が勝ったら、閲兵式を行う! もし負けたら、今すぐ衛兵隊を去る!」 アンドレは、下町で吟遊詩人と出会った。 「あたしゃ、足が悪いが、アンタは目が駄目らしいね。それに恋にお悩みだ…。 人は、この世に2つの光を見る。 1つは陽の光、星の光。目さえありゃ、見える光さ。 そして、もう1つは人の心と希望の光…。 こいつは、目があるだけじゃ見えやしねぇ。 でも必要なのは、こいつの方さ。 こいつさえありゃ、生きて行ける。 トコトン落ちても生きて行ける。 心だよ…。兄さん。愛し合うのは、心と心だ。 目なんて奴は、飾りみてえなもんさね」 オスカルが近衛連隊隊長を辞任した後に後任の隊長となったジェローデルがオスカルの屋敷を訪ねて来た。 「貴女の笑顔を一目見れて…、それで、この夜は満足でございます」 突然のジェローデルとの結婚話にオスカルは驚愕する。 この結婚話は、不穏な時代の中、娘を心配する父ジャルジェ将軍の計らいであった…。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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