バラと酒とたくらみと

デュ・バリー夫人がオスカルの母親を自分就きの侍女にしたいと、国王ルイ15世に願い出た。

それを聞いたマリ−・アントワネットは、激怒して『オスカルの母親こそを、自分就きの侍女にしたい』と夫の王太子に願い出た。

そして、オスカルの母がアントワネットの女官となった。
その事で宮廷内の貴族達は、マリ−・アントワネットの1勝と噂された。

そんな噂好きの宮廷の貴族達にオスカルは嫌気をさして、母上だけは、女同士の対立に巻き込まれないようにと警戒して、守ろうと決意する。

一方のオーストリアでは、女帝マリア・テレジアが、自由奔放な娘アントワネットに心を痛めていた。
そして、使者としてメルシー伯をベルサイユへと向かわせた。

ベルサイユ宮では、反国王派で王位を狙っているオルレアン公が、デュ・バリー夫人の部屋を訪れて、毒入りの葡萄酒を差し入れに持って現れた。
デュ・バリー夫人は、オルレアン公の持って来た葡萄酒を利用して、計画を企てる…。



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